IROCO

新しい季節、新しいトレンド ― サローネ・ミラノ2019のインテリア最前線

2019年、ミラノで開催された Salone del Mobile ( サローネ・デル・モービレ)には、世界中から40万人以上の来場者が訪れ、トップデザイナーや ブランド が発信する最新トレンドを体感しました。 IROCO Designが注目した今シーズンの6つのキートレンド をご紹介します。 1. サステナビリティ(持続可能性) 時代の中心にあるのは、環...

Salone Milano 2019


2019年、ミラノで開催された Salone del Mobileサローネ・デル・モービレ)には、世界中から40万人以上の来場者が訪れ、トップデザイナーやブランドが発信する最新トレンドを体感しました。

 

IROCO Designが注目した今シーズンの6つのキートレンドをご紹介します。

 

1. サステナビリティ(持続可能性)
 

時代の中心にあるのは、環境への配慮。

多くのデザイナーが 再利用素材を使い、耐久性と環境配慮を両立した製品を生み出しています。

リサイクル素材の椅子で知られるEmeco は、Barber and Osgerbyとコラボし、再生プラスチックボトルから作られた「On and On Chair」を発表。ミニマリズムとサステナブルデザインの象徴です。



 

Chair

 

2. AI(人工知能)× デザイン

デザインの世界にもAIが進出。

Philippe Starck、Kartell、Autodeskのコラボによる「AI Chair」は、必要最小限の素材で快適性と強度を実現した椅子。

AIと人間の創造性の融合が、これからのプロダクト開発に新たな可能性をもたらします。
 

Chair

 

3. モダン・ナチュラル(自然の色合い)

パステル調を超えて、より深みのある宝石のようなトーンやアースカラーが人気に。

ミッドナイトブルー、フォレストグリーン、パンプキンレッド、チョコレートブラウン

Hay の「About a Chair」シリーズでは、「ハンター」や「ダスティブルー」などを展開。

Insideherlandは「アトランティックブルー」や「オリーブ」の布張りで魅了。

Kartellのオレンジ色の「Venice Chair」は鮮やかなアクセントに。


 

 

4. ニュー・メタル(新しい金属の表現)

従来の光沢感ではなく、銅や真鍮などの落ち着いた、燻したような仕上げがトレンドに。

Tom Dixonの照明コレクション「Curve」や「Fade」は、クラシックと未来感が融合した仕上がり。

・ミラノのManzoniレストランで展示され、注目を集めました。
 

 


5. 人の手のぬくもり(Human Touch)

フォークアートにインスパイアされた、手仕事感ある素材や形状が再評価されています。

・無垢の木材、陶器、大理石などのナチュラル素材が、スリークな家具と絶妙な対比を演出。

・**Insideherland(ポルトガル)**は、葉の形をした鏡や岩から着想を得た家具を発表。

 

クラフトマンシップの重要性を再認識させられるコレクションです。
 
 

 

6. テクスチャーの復活

触覚的なレイヤー表現が空間に奥行きを与えています。

・柔らかな素材、プリーツ、編み込み、ナチュラルレザーなどが主役に。

Loeweのレザーワークと編み込みフレーム、DelightFULLのプリーツベルベットのアームチェアは、視覚と触覚を魅了します。
 

また、日本のデザイナーNendoによる「Breeze of Light」は、無数のフィルムの花と光を用いたインスタレーションで、心安らぐ空間を演出しました。
 

 

これらのトレンドは、サステナビリティ、テクノロジー、自然、クラフトマンシップの融合によって、これからのインテリアデザインの方向性を象徴しています。